この支援が解決する、農家の販売課題
良いものを作っているのに、消費者にその価値が伝わっていない。多くの地方農家が共通して抱える課題を整理します。
農業現場には、技術・こだわり・ストーリーがある。けれど、それらを消費者に届ける手段が整っていないために、価格競争に巻き込まれ、リピートも生まれにくい状況が続いています。
写真と文章で伝えきれていない
こだわりは深いのに、Instagram・チラシ・米袋に載せる写真や文章が弱く、消費者にその価値が届かない。
購入導線・リピート導線がない
イベントや紹介で出会っても、その場で「次にどう買えるか」が示せず、関係が途切れてしまう。
価格の理由が伝わらない
有機栽培や手間のかかる農法でも、その背景が見えないため「高い」と思われ、選ばれにくい。
直販に挑戦したいが何から始めればよいか分からない
Instagram・LINE・BASE・ポケマル…選択肢が多く、どこから着手すれば再現性高く運用できるかが見えない。
提案する全体導線
Instagramで魅力を伝え、公式LINEでつながり、BASEで購入してもらう。シンプルな5ステップで「出会った人を逃さない」仕組みを作ります。
初回購入までの導線 — 出会った人を逃さず、購入まで運ぶ
名刺・カタログとして整える
見込み客リストとして蓄積
ふるさと納税
決済・配送・顧客データ蓄積
リピート・ファン化の導線 — 購入者を継続顧客へ育てる
ギフト案内・クーポン配布
顧客リストの蓄積
新規流入の循環
このモデルが大事にしていること
SNSでバズらせること、フォロワーを大きく伸ばすことは目的ではありません。 農家が現場で出会った人、イベントで興味を持った人、チラシや米袋QRからアクセスした人に対して、農家の人柄・栽培のこだわり・商品の価値・購入方法が 正しく伝わる状態 を作ることが目的です。
Instagramの役割 — オンライン上の名刺・カタログ
毎日投稿でフォロワーを集める運用ではなく、出会った人に魅力を伝え、ファン化し、購入導線へ導くための「整えるInstagram」を設計します。
整えるべき9つの要素
農家のInstagramを開いた時に、「この人は誰か/何を作っているか/どんなこだわりがあるか/なぜ価格に価値があるか/どこから買えるか」がひと目で分かる状態を作ります。
| プロフィール | 誰に何を届けるか/拠点/導線リンク |
| 最初の9投稿 | 商品・人柄・栽培・購入方法を網羅 |
| ハイライト | 商品紹介/こだわり/販売スケジュール/お客様の声 |
| 公式LINE導線 | プロフィールリンク/QRコード/投稿内 |
| BASE導線 | 商品紹介投稿からのリンク/ハイライト |
紹介
風景
の想い
田植え
の特徴
方法
提案
の声
予約案内
「整えるInstagram」のポイント
農家にとって毎日投稿や顔出しの負担が大きい運用は続きません。プロフィール・最初の9投稿・ハイライトを 1回しっかり整えれば、出会った人に対して365日働き続ける 名刺になります。日常の更新は週1〜2回のストーリー投稿で十分です。
公式LINEの役割 — 見込み客リストと再購入導線
Instagramでつながった人を「販売開始情報を必ず受け取れる場所」に集め、新米・季節販売・ギフト案内に直接届けます。
公式LINEで実現できること
DMや電話注文では、住所・支払い・在庫管理が煩雑になり、農家の事務負担が膨らみます。公式LINEを使うことで、「販売告知」と「リスト蓄積」を仕組みに変える ことができます。
| 登録特典 | 登録瞬間にクーポン配布/メリットの可視化 |
| 販売告知 | 事前告知/2日前リマインド/売り切れ間近案内 |
| リッチメニュー | BASE/Instagram/商品/こだわり/販売スケジュール |
| 再購入 | 新米/季節商品/定期購入/ギフト案内 |
| 顧客リスト | 登録者数・タグ管理で次回販売の母数を確保 |
新米販売 500円OFFクーポン をプレゼントしました。
限定 50セット、なくなり次第終了です。
農家の作業負担を集約できる
公式LINEで 「数量限定」「期間限定」「予約販売」 といった販売形式を組み合わせることで、製造・梱包・発送の作業を計画的に集約できます。新米販売・季節商品・定期便・ギフト販売など、農産物の特性に合わせた販売形態に柔軟に応用できる考え方です。
BASE・ECの役割 — 購入の受け皿と顧客データ蓄積
DM注文の煩雑さを解消し、購入者に安心感を、生産者に顧客データを残す「自社ショップ」として活用します。
BASEが解決すること
DMや個別LINEで注文を受けると、住所確認・支払い・在庫管理が煩雑になります。BASEを使うことで、事務負担を減らしながら、購入者にネットショップと同じ安心感を提供 できます。
BASEに集まる役割
- 商品ページ/価格表示/商品説明
- クレジット決済・配送先入力・注文管理
- 在庫管理・発送通知・購入者情報の蓄積
- クーポン連携(公式LINEとの相性◎)
蓄積データを次に活かす
「去年買ったが今年買っていない人」「毎回購入してくれる人」「ギフト用に購入した人」「新米時期だけ購入する人」など、顧客リストを整理することで翌年の販売・季節商品にアプローチ できます。
▲ BASE商品ページ構成イメージ(写真:幸手市産 幸ヒカリ)
EC出口の選択肢
農家ごとに販路を選べるよう、複数の出口を組み合わせることが可能です。どの出口でも、Instagram・LINE・写真・文章・QR導線で価値が伝わっている状態 を作ることが共通の前提になります。
| 出口 | 向いている用途 | 特徴 |
|---|---|---|
| BASE | 自社ショップ・LINE連携 | 顧客リストが残る/自由度が高い/LINE誘導しやすい |
| ポケットマルシェ | 農産物の単発販売 | 既存ユーザーがいる/産地直送に慣れた顧客/プラットフォーム流入 |
| 食べチョク | こだわり農産物のEC | 産直購入層に届きやすい/ブランド感との相性 |
| ふるさと納税 | 自治体案件・高単価商品 | 商品ページの写真・文章が成果を大きく左右する |
| Shopify | 本格EC構築 | 自由度が高い/初期設計と運用の難易度はやや高い |
塩谷自身による販売実証 — オンライン焼き芋販売
提案するモデルは、塩谷自身がInstagram・LINE・BASEを使って販売実証してきたものです。フォロワー数に頼らず、価値を伝えることで高単価販売を実現しました。
実証した販売モデル
一般的にはドンキホーテなどで1本100〜200円で買える焼き芋に対して、商品の背景や価値を伝えることで1本500円以上の高単価販売を実現 しました。重要なのは、フォロワー数の多さではなく、「魅力が正しく伝わり、買いたいと思ってくれる人が残っている状態」を作ることです。
Instagramで魅力を伝え、ファン化する
商品のこだわり、焼き芋の魅力、作り手の想い、販売の限定感を丁寧に発信。
公式LINEへ登録してもらう
登録瞬間にクーポンを配布。「登録するメリット」を明確化。
販売前にLINEで告知
事前告知+2日前リマインドで、販売情報を見逃させない。
BASEの商品ページへ誘導
限定販売として一気に注文を受ける。決済・配送はBASEに集約。
計画的に製造・発送、顧客リスト化
数量限定で計画的に発送を完了。購入者情報を蓄積し、次回販売時に再アプローチ。
実物アカウント・ショップ
本提案でご紹介する仕組みは、すべて以下のアカウント・ショップで実装・運用しています。
団子屋兼米農家 @koufukuya2023
地方農家向け — ミニマム構築モデル
大規模なHPや本格ECを最初から作らず、農家が無理なく直販を始められる「最小構成」で構築します。
本格的なホームページ制作を外注すると50万円〜100万円以上かかることもあります。一方、Instagram・LINE・BASEを組み合わせれば、比較的低コストで、写真と動画を活かした見栄えの良い販売導線 を構築できます。
Instagram構築
プロフィール/最初の9投稿/ハイライト/導線設計
公式LINE構築
あいさつメッセージ/クーポン/リッチメニュー/販売告知文
BASE構築
商品ページ/決済/配送設定/LINE連携
素材撮影+運用レクチャー
写真・動画・文章作成/QRコード設計/簡易運用研修
「完璧なHP」より「まず買える状態」
このモデルのゴールは、立派なホームページを作ることではなく、「まず買える状態・伝わる状態」を最短で作ること。農家さんが最小限の負担で直販を始められ、運用しながら磨いていける土台を整えます。
自治体・支援団体との役割分担
この支援は「Instagramのフォロワーを伸ばす運用」とは別物です。認知拡大は自治体側、受け皿は個別農家。役割を分けることで、再現性の高い運用が可能になります。
認知拡大
広く「知ってもらう」フェーズを、行政の発信力・予算で担います。
- 農家一覧チラシ/広報誌
- 市町村公式SNS/ふるさと納税特集
- イベント/マルシェ/産地フェア
- 米袋・ポスター・のぼりなどの販促物
- 共通ブランドページ/QRコード付き販促物
ファン化と購入
出会った人を逃さず、購入・再購入につなげる「受け皿」を整えます。
- Instagram(オンライン名刺)
- 公式LINE(見込み客リスト・再購入導線)
- BASE等のEC(決済・配送・顧客データ)
- 写真・動画・文章素材
- QR導線・販売告知運用
大切な前提
- 「SNSでバズらせます」とは言わない/フォロワー増加を成果にしない
- 成果は 「販売導線が整う」「購入しやすくなる」「リストが残る」「再購入案内ができる」 ことに置く
- 農家個人に毎日投稿は求めない/週1〜2回のストーリー更新で十分
- 商品単価を上げるには 価値の見える化 が必要、と伝える
幸手市・幸ヒカリへの応用導線
幸手市の有機米「幸ヒカリ」販売支援に、本モデルを当てはめた具体的な導線案です。共通ブランドと個別農家を両立させる設計を提案します。
消費者がイベント・チラシ・米袋・SNSで幸ヒカリを知る
共通米袋・ポスター・のぼり・市公式SNSで認知拡大。
米袋QRコードからInstagramへ
(a) 共通ブランド米袋デザイン と (b) 生産者個別シールQR の二層構成で、ブランド統一感と個別農家の魅力を両立させる。
生産者のこだわり・紙マルチ栽培・有機米の価値を知る
整えられたInstagramで、人柄・栽培ストーリー・価格の理由を伝える。
公式LINE登録
新米予約案内、在庫情報、保存方法などを受け取る権利を提供。
BASE / ポケマル / 食べチョク / ふるさと納税で購入
農家ごとに販路を選択。どの出口でも整った素材が活きる。
購入後、LINEで保存方法・炊き方・次回販売案内
購入体験を満足度の高いものにし、リピート・定期・ギフト購入へ。
米袋QR — 共通×個別の2層設計
共通の米袋デザインで「幸ヒカリ」のブランドを統一しつつ、生産者ごとに個別シールでQRを貼ることで、それぞれのLINE・Instagram・販売ページへ誘導できます。
| 共通米袋 | 幸ヒカリブランド/市の意匠 |
| 個別シール | 生産者名・QRコード・販売ページURL |
| LINE特典 | 次回購入クーポン/新米案内 |
| BASEページ | 生産者ごとの商品ページ |
提供できる支援内容
ヒアリングから運用レクチャーまで、写真・動画・文章・SNS・LINE・ECを一気通貫で構築します。
A. ヒアリング・言語化
- 農家の想いのヒアリング
- 栽培のこだわり・商品の強み整理
- 誰に届けたいかの整理
- 価格の理由の言語化
- ストーリー設計/プロフィール文/商品紹介文
B. 写真・動画撮影
- 生産者写真/圃場写真/作業風景
- 商品写真/PR動画/作業マニュアル動画
- SNS用素材/EC商品ページ素材
- チラシ・米袋・ポスター用素材
C. Instagram構築
- プロフィール設計/初期9投稿作成
- ハイライト設計/投稿テンプレート
- LINE・BASE導線設計/QRコード設計
- 販売告知投稿/ストーリー運用最低限レクチャー
D. 公式LINE構築
- あいさつメッセージ/クーポン設定
- リッチメニュー設計/BASE・Instagramリンク
- 販売告知文/予約案内/再購入案内/新米案内
- 顧客リスト化(タグ管理)
E. 販売サイト構築
- BASE構築/商品ページ・価格・配送設定
- クーポン連携
- ポケマル・食べチョクへの転用
- ふるさと納税ページへの素材転用
F. 教育・レクチャー
- Instagram基本操作/ストーリー投稿
- 公式LINEの使い方/BASE注文管理
- 写真・動画の撮り方/Canvaの使い方
- SNS運用の考え方/顧客リスト管理
G. 追加支援
- Googleマップ整備/簡易HP改善
- Canvaテンプレート/POP・チラシ作成
- QRコード設計/販売イベント導線設計
- 自治体側の農家一覧ページ/共通ブランドページ設計
H. 想定スケジュール
- 1ヶ月目:ヒアリング・撮影・方針整理
- 2ヶ月目:Instagram・LINE・BASE構築
- 3ヶ月目:販売ページ/LINE配信文/販売準備
- 4ヶ月目以降:運用代行 or 月1コンサル
塩谷祐人の強み
農業現場の理解・撮影・SNS・EC・販売実証。すべてを自分自身で実践してきた一気通貫型の支援者です。
農業現場を理解している
農業の現場で働き、農家の感覚を持ったうえで撮影・SNS・販売導線を設計できる。机上ではなく、現場の温度感を踏まえた提案ができる。
写真・動画・文章・導線を一体で作れる
撮影だけ・SNSだけにならず、ヒアリング → 撮影 → SNS → LINE → BASE までを一人で構築できる。各ツールの役割を理解したうえでの一貫設計が可能。
自身で販売実証している
オンライン焼き芋販売で、Instagram・LINE・BASEを活用。月1回60セット販売、1本500円以上の高単価販売を実現。
地方農家向けに現実的
毎日投稿や高度な広告運用を前提にせず、農家が無理なく続けられるミニマムな仕組みを設計する。
自治体・支援団体と相性が良い
認知拡大は自治体側、受け皿は個別農家、という役割分担を前提にした設計ができる。
横展開できる対象
幸手市の有機米販売支援だけでなく、他自治体・農業支援団体・卒業生農家など、共通の課題を持つ事業に応用可能です。
新規就農者・有機農家との相性
特に新規就農者や有機農家は、「作る技術」に加えて「売る力」が課題 になることが多い領域です。本モデルは、販売の初期構築支援として汎用性が高く、研修・認定・補助事業の出口設計としてもご活用いただけます。
期待される効果
「フォロワー数」ではなく、「販売導線が整い、買いたい人が買える状態」を成果指標に置きます。
農家にとっての効果
- 直販の土台が整う
- 顧客リストが手元に残る
- 新米・季節販売の告知が回る
- 価格の理由が伝わり、単価を上げられる
- イベント・紹介で出会った人を逃さない
消費者にとっての効果
- 農家のこだわりがひと目で分かる
- 安心して購入できる決済導線
- 新米・季節商品の案内を受け取れる
- 顔の見える農家から継続的に買える
- ギフト購入・贈答用にも使える
自治体・支援団体にとっての効果
- 販促物 → 購入までの動線が完成する
- 農家ごとの販売実績が可視化される
- ふるさと納税・産地直送と接続できる
- 研修・認定後の販売支援に転用できる
- 横展開可能な再現性のあるモデル
このモデルの本質
本支援は 単なるSNS運用代行ではありません。 農家さんが作った農産物の価値を、写真・動画・文章・Instagram・LINE・BASEを使って 「伝わる形」に整え、購入・再購入につなげる販売導線構築支援 です。 フォロワーを大きく伸ばす認知施策ではなく、出会った人を逃さずファン化し、買える状態まで導くための受け皿づくり。 自治体やマイファーム側がイベント・広報・チラシ・広告で認知を取り、個別農家は整えたInstagram・LINE・BASEで受け止める。 この役割分担にすることで、再現性が高く、他地域・他事業にも横展開できます。
塩谷 祐人 / Shio Yutoshi
三重県桑名市拠点、sio.studio 代表。約7年前から農業界に入り、農家さんのもとで2年間の現場研修を経験。お米から野菜全般の生産現場でしっかりと根を張って学んだうえで、あわせて農業学校での本格的な座学・実習も履修しました。現場と知識、両面からの学びを土台にしています。
その経験のなかで、「農業の素敵な魅力が、消費者にきちんと伝わっていない」という課題を強く感じてきました。それを自分が解決できるものにしようと考え、この5年間、さまざまな方法で農業の魅力を伝え続けてきました。
取り組むうちに、単に「伝える」だけでは限界があり、網羅的かつ一貫性を持った仕組みづくりから変えていく必要があると感じるようになりました。撮影・SNS・LINE・EC・リピート導線まで、農家さんが苦手とする部分を一気通貫でサポートできる体制を整えたことで、課題解決の幅が大きく広がり、現場と消費者の両側に向き合えるようになっています。